

身体化障害とは、体の病気でみられる症状が数年にわたって続くために、病院で診察を受けても、症状を説明する異常なところが見当たらない病気です。
医師に病気ではないと説明を受けても、不調を訴えて、検査や治療を繰り返し行います。
スポンサードリンク
20歳代から40歳代に多い病気です。体が思うように動かない、吐き気がする、しびれる、体の至るところが痛いなどを訴え続けます。ですから、職場や家庭で支障をきたします。症状はいろんなところに移ったり、代わったりして慢性化します。
また、言葉では訴えられない内容を身振り手振りで表現します。医師に異常なしを告げられると、見捨てられたと受け止めてしまうのです。
いろいろな体の症状が、心の訴えを代わりに表していると言われています。例えば、痛みであれば、心理的な痛みです。吐き気であれば、受け入れたくないという思いです。歩けないであれば、誰かに支えてほしいという思いです。
内科や婦人科などに通っても症状は治まらず、原因もわからない、症状が代わったりする場合は、専門医の受診を勧めます。
医師は、どんな体の不調があるのか聞くことから始まります。本人がうんざりするほど、症状を尋ねることを勧められています。体の症状ばかり聞いていた不健全なコミュニケーションから、ごく日常的な話題での話し合いに移っていき、新しいコミュニケーションを学んでいきます。
そうすることで心理面での悩みを語ってくれるようになってきます。毎日の暮らしの中で我慢している怒りや恨みが、体の症状となって表れていたことが多いからです。
そして、体の症状ではなく、言葉で語るようになります。感情を表現することが回復につながります。
次に、新しい生き方を探していきます。今までのような無理と焦りの毎日ではなく、自分を活かせるような生き方を手に入れてほしいのです。
感情を大げさに表したり、自分勝手な行動をするので、周りの人は振り回されます。訴えには、なるべく落ち着いて、大事なところだけ接していきましょう。